結婚式の費用が足りない。借りる前にやることが4つあって、順番を間違えると損をする
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見積もりの金額を見て、貯金と照らし合わせて、足りないと気づく。私も最終見積もりが初期見積もりから200万円以上ふくらんだので、この感覚は分かります。
このときにやってしまいがちなのが、すぐ「結婚式 ローン」で検索することです。順番が違います。借入を検討する前にやることが4つあって、それを飛ばすと支払わなくていい利息を払うことになります。
先に順番を示します
- 見積もりを削る
- 日程を後ろにずらす
- 親に相談する
- 支払いのタイミングをずらす
- それでも足りないなら、金利を比べて借りる
上から順に、コストがかからない手段になっています。5番だけが利息という追加コストを生むので、最後に置いてあります。
① 見積もりを削る
まだ式場と契約していないなら、これがいちばん効きます。
同じような内容でも式場によって総額はかなり違うので、他社の見積もりを取るだけで比較の基準ができます。しかも他社の見積書はそのまま費用交渉の材料になります(進め方は角を立てない交渉術にまとめました)。契約前の段階で足りないと分かったのは、正直かなり幸運な状態です。まだ打てる手が一番多い時点にいます。
契約後でも諦めなくていいです。装花や引出物、ペーパーアイテムのように後から削れる項目は残っています。何が削れるかは見積もりが上がる理由と項目を見てください。
なお、招待人数を変えると総額は大きく動きます。人数別の目安は結婚費用シミュレーターで試算できます。
契約前なら、複数の式場を比べるところから始めるのが結果的にいちばん安く済みます。
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② 日程を後ろにずらす
これは二重に効くので、意外と見落とされています。
まず、式場には需要の波があります。冬の1〜2月、夏の7〜8月、それに平日や仏滅は挙げる人が少ないため、会場費の割引や特典が充実しやすい時期です。人気の会場でも希望の日取りが取りやすいという副産物もあります。
そして日程を後ろにずらせば、単純に貯める期間が増えます。半年後ろにずらして、割引の効く時期を選ぶ。これだけで足りない額のかなりの部分が埋まることがあります。
「もう日取りを決めてしまった」という場合を除けば、日程はいちばん交渉しやすい変数です。
③ 親に相談する
言い出しにくい話ですが、データを見ると特別なことではありません。
ゼクシィ結婚トレンド調査2024では、親や親族からの援助があった人は74.2%で、援助があった場合の平均額は168.6万円でした。4人に3人が受けているので、頼むこと自体が例外的というわけではないです。
伝え方としては、金額だけ先に言うより、見積もりを見せて何にいくらかかるのかを説明したうえで相談するほうが通りやすいと思います。親側にも「口を出したい」という気持ちが出てくることがあるので、そのあたりの摩擦は親とのトラブルを防ぐ根回しにまとめました。
④ 支払いのタイミングをずらす
ここが、この記事でいちばん伝えたい部分です。
「ご祝儀で払えばいい」と考えている人は多いのですが、多くの式場は前払い制です。式の1ヶ月前から1週間前くらいまでに、3回程度に分けて全額を払い終える形が主流になっています。つまり、ご祝儀を受け取る前に支払いが完了しているので、ご祝儀を当てにした資金計画がそのままでは成立しません。
参考までに、ご祝儀の総額は平均205.6万円(招待客52人・ゼクシィ結婚トレンド調査2024)です。総額343.9万円に対してこれだけ入ってくるのに、タイミングが合わないだけで「足りない」状態になるわけです。
打てる手は2つあります。
ひとつは、後払いに対応した式場を選ぶこと。支払い方には全額前払い、一部前払いで残金は式後、全額後払い、といったパターンがあり、後払いなら受け取ったご祝儀をそのまま充てられます。契約前なら、支払い条件も式場選びの比較項目に入れてください。
もうひとつは、カード払いにすることです。カードなら引き落としは翌月以降になるので、式当日にご祝儀を受け取ってから実際の支払いに回せます。ポイント還元も付くので一石二鳥です(手順は結婚式費用をクレカで払う方法、限度額が足りない場合は一時増枠を見てください)。ただし式場がカード払いに対応していないこともあるので、そこは先に確認が必要です(カード払いできないと言われたときの対処法)。
ご祝儀と親の援助を引いた実際の持ち出し額は、自己負担額シミュレーターで出せます。まずここで本当にいくら足りないのかを確定させてください。感覚で「足りない」と思っていた額と、実際の不足額はけっこう違います。
⑤ それでも足りないなら
ここまでやって不足が残る場合に、初めて借入を考えます。金利の低い順に並べます。
| 手段 | 金利の目安 |
|---|---|
| ブライダルローン(目的別ローン) | 年6.0〜12.0%程度 |
| カードの分割払い・リボ払い | 年15%前後 |
| キャッシング | 年15〜18%程度 |
正直に書くと、ブライダルローンも安くはありません。年7%で100万円を数年かけて返せば、利息は十万円単位になります。「目的別ローンだから安心」という話ではなく、あくまで他の借入手段より相対的にマシ、という位置づけです。
具体的な商品としては、楽天銀行のブライダルローンが年7.0%の固定金利で10〜300万円・最長8年4ヶ月、信販系ではジャックスの「プレシャンテ」が全国400以上の式場と提携していて、審査に通ると式場へ直接振り込まれる形になっています(いずれも2026年7月時点で確認した内容です。金利や条件は変わるので、申し込む前に必ず公式サイトで最新を確認してください)。
避けたほうがいいのはカードの分割払いとリボ払いです。年15%前後の手数料がかかるので、カード払いで得られるポイント還元は完全に飲まれます。カードで払うなら一括払いにして、足りない分は別の手段を考えるほうが筋が通ります。
そして、ここまで読んで「借りてまで挙げる意味があるのか」と思ったなら、それも正しい問いです。フォトウェディングや家族婚といった選択肢は結婚式を挙げない人の選択肢まとめに費用ごとに並べてあります。借りずに済む形が見つかることもあります。
まとめ
足りないと分かったとき、いきなり借入を調べるのは最後の選択肢を最初に見ていることになります。
削る、ずらす、相談する、タイミングを変える。この4つで埋まる額のほうが、たいていは大きいです。特に④の支払いタイミングは、お金が増えるわけではないのに「足りない」状態を解消できることがあるので、真っ先に確認してみてください。