結婚式を挙げない・挙げられない人の選択肢まとめ。フォトウェディングから家族婚まで費用で比較
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先に立場を明かしておくと、私は結婚式を挙げた側です。しかも初期見積もりから200万円以上ふくらんで、貯金をほぼ使い果たしました。
その経験があるからこそ言えるのですが、「結婚式は絶対に挙げるべき」とは思っていません。300万円という金額は、人によっては家の頭金であり、数年分の生活の余裕です。それを差し出す価値があるかは、状況によって答えが変わります。
実際、リクルートブライダル総研の2024年調査では披露宴・ウエディングパーティーの実施率は77.8%でした。つまり2割前後のカップルは、披露宴という形を選んでいません。挙げないことは、もう珍しい選択ではないわけです。
この記事では、式を挙げない場合にどんな選択肢があるのかを、費用の実額で並べます。それぞれの詳しい進め方は個別の記事で順次書いていきます。
費用で並べると、選択肢はこう見える
まず全体像です。金額は2026年7月時点で調べた各種調査・相場データをもとにした目安で、地域やプラン内容で変わります。
| 選択肢 | 費用の目安 | 向いている人 |
|---|---|---|
| 入籍のみ | ほぼ0円 | 式にお金も時間もかけたくない |
| フォトウェディング | 10〜30万円(全国平均 約26万円) | 形に残したいが式典はしたくない |
| 家族婚・少人数婚(10名以下) | 30万円前後 | 親族にだけは挨拶したい |
| 家族婚・少人数婚(20〜30名) | 50〜120万円 | 近しい人だけで祝いたい |
| 会費制・1.5次会 | 会費1.5〜2.5万円/人 | ゲストの負担を抑えて人を呼びたい |
| 一般的な挙式・披露宴 | 平均343.9万円 | フルセットでやりたい |
こうして並べると、間の選択肢がかなり広いことが分かります。「300万円か、ゼロか」の二択で考えて挙式を諦めてしまう人が多いのですが、実際にはその間に20万円の選択肢も、80万円の選択肢もあります。
フォトウェディング:いちばん現実的な落としどころ
式を挙げない人がまず検討するのがこれだと思います。
全国平均は約26万円(2023年時点の調査)で、スタジオ撮影なら約19万円、屋外のロケーション撮影で約27万円あたりが目安です。挙式・披露宴の平均343.9万円と比べると、10分の1以下で「衣装を着た二人の写真」という形が残ります。
費用に含まれるのは基本撮影料、衣装レンタル、ヘアメイク、写真データやアルバムあたりが一般的です。安いプランほどデータの枚数やカット数に制限があるので、比較するときは総額だけでなく「何カット・データは全部もらえるか」まで見たほうがいいです。ここは私も前撮りで痛感したところで、あとからデータを追加購入すると一気に高くつきます。項目別の内訳と、追加料金でふくらむポイント、安く抑える具体的な方法はフォトウェディングの費用内訳と安く抑える方法にまとめました。
男性側の本音を書いておくと、写真撮影は正直かなり気恥ずかしいです。ただ、親に見せるものが一枚もないというのは後々じわじわ効いてくるので、そこだけは割り切って行く価値があると思っています。
なお、スタジオに20万円払う以外に、出張カメラマンを使って3万円台で済ませる方法もあります。撮るかどうかの判断から予約前の質問リストまで、広告リンクなしでまとめたフォトウェディングはこれだけ見ればOKも用意しました。
家族婚・少人数婚:「安い」とは限らない点に注意
親族だけで挙げるスタイルです。10名以下なら30万円前後、20〜30名なら50〜120万円あたりが相場になります。
ここでひとつ、正直に書いておきたい落とし穴があります。少人数だからといって、自己負担が必ず軽くなるわけではありません。会場費や装花といった固定費は人数を減らしても大きくは下がらないので、一人あたりの単価はむしろ割高になります。しかもゲストが少ない分ご祝儀の総額も減るため、持ち出しで見ると思ったほど楽にならないことがあります。
実際にいくら自分たちで払うことになるのかは、自己負担額シミュレーターに人数と総額を入れて確かめてみてください。総額の安さではなく持ち出しで比べると、判断が変わることがあります。
会費制・1.5次会:人を呼びたいけど負担をかけたくないなら
ゲストからご祝儀ではなく会費を受け取る形式で、会費は1.5万〜2.5万円あたりが一般的です。
呼ばれる側にとっては3万円のご祝儀より負担が軽く、こちらも「ご祝儀をもらう」という関係性を作らずに済みます。友人が多い人や、形式にこだわりがない二人には合理的な選択肢です。
入籍のみ:浮いた分をどこに回すか
式を一切やらない選択も、当然あります。
この場合に考えたいのは、浮いたお金の使い道です。300万円が丸ごと手元に残るなら、新婚旅行に振る、住宅の頭金に入れる、そのまま貯めておく、といった選択ができます。新婚旅行に回すなら、行き先別の予算感は新婚旅行 予算シミュレーターで出せます。
ちなみに式を挙げなくても、指輪だけは用意するカップルが多数派です。指輪の予算の考え方は婚約指輪の予算シミュレーターと来店予約で特典をもらう方法にまとめています。
決める前に、一度だけ相場を確認しておく
最後に、挙げない方向に傾いている人にこそ言いたいことがあります。
「300万円もかかるから無理」と思って諦めているなら、その300万円という数字が自分たちに当てはまるのかを一度確認してみてください。招待人数を絞れば総額は大きく変わりますし、結婚費用シミュレーターで人数を入れ直すと、想像していた金額と実際の目安がかなり違うことがあります。私自身、最初に見た見積もりの数字だけで判断していたら、選択を間違えていたと思います(見積もりがなぜふくらむのかは見積もりが上がる理由に書きました)。
そのうえで少人数や家族婚に可能性があるなら、対応している式場を何件か比べてみる価値はあります。少人数向けのプランを持っている会場は増えていて、費用感は問い合わせてみないと分かりません。
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対面で相談したいなら、無料の相談カウンターで「予算◯万円、親族だけ」と条件を出して候補を出してもらう手もあります。使う前の注意点は相談カウンターのデメリットにまとめました。
挙げる挙げないは、最終的には二人が納得できるかどうかの話です。ただ、選択肢を知らないまま諦めるのと、知ったうえで選ばないのとでは、後の納得感がぜんぜん違うと思っています。