ブライダルフェアは何件回るべき?平均2.6件では足りない理由と、1日3件で失敗した男の結論
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先に私の失敗を書きます。妻に組まれたスケジュールで1日3件のフェアを回り、3件目の見積もり提示の頃には疲れて思考が止まっていました。「早く帰れるならここでいい」とハンコを押して、最終的に200万円以上の予算オーバーになりました。
この失敗の原因は、回った件数が多すぎたことではありません。1日に詰め込みすぎたことです。ここを混同すると、「フェアは疲れるから2件で決めよう」という間違った教訓になってしまいます。
何件回るべきかという問いには、データと自分の経験の両方から答えが出せます。
データ上の平均は2.6軒
ゼクシィ結婚トレンド調査2024によると、ブライダルフェアに参加したカップルが訪れる会場数は平均2.6軒でした。分布で見ると1〜3件が全体の7割近くを占めていて、2〜3件回ったという人が4割弱です。
つまり、多くの人は2〜3件で決めています。ただ私は、この平均に合わせるのは危険だと考えています。
理由は単純で、1件目の見積もりを見ても、それが高いのか安いのか判断できないからです。式場が出してくる初期見積もりは最低ランクの構成で作られていることが多く、そこから本番までにふくらみます(この仕組みは見積もりが上がる理由に書きました)。比較対象がない状態でその数字を見せられても、妥当性を判断する物差しがありません。
3件は回ったほうがいい
新郎目線での結論は、最低3件です。
2件だと、単純にどちらが高いかしか分かりません。3件あると、金額の幅が見えてきます。同じ人数・同じような内容で見積もりを取れば、真ん中がどのあたりなのかが体感として掴めます。この感覚があるかどうかで、契約時の判断がまるで変わります。
もうひとつ、実利的な理由があります。他社の見積書は、そのまま費用交渉の材料になるからです。式場側にとっても他社比較はビジネス上当たり前のプロセスなので、無理な要求ではなく「この式場で挙げたいので予算内に収まるよう相談したい」という形で使えます(具体的な進め方は角を立てない交渉術にまとめました)。手元に他社の見積書が1枚もない状態で交渉に入るのは、武器を持たずに行くのと同じです。
ちなみに、回る前に総額の目安を自分で出しておくと、1件目から判断ができます。招待人数を入れるだけで試算できる結婚費用シミュレーターを使ってみてください。
ただし1日2件までにする
ここが私の失敗した部分です。
フェア1件にかかる時間は3〜4時間ほどあり、館内の見学、プランナーとの相談、見積もりの提示と、こちらが判断すべき情報が次々に出てきます。移動を含めると1日2件でもかなりハードです。
3件目に入ると、少なくとも私の場合は数字が頭に入らなくなりました。疲れているときに「本日ご決断いただければ」と言われると、判断ではなく逃避で決めてしまいます。フェアの疲労対策はブライダルフェアはなぜ疲れるのかに詳しく書きましたが、集中力が保つのは1日2件が限界だと思っています。
3件以上回るなら、週末を分けてください。「1日で全部終わらせて楽になりたい」という気持ちは分かりますが、そこで急いだ代償が数十万円から数百万円になります。
回る順番は「本命を最後」
順番にもコツがあります。一般的にも勧められている形ですが、本命の式場は最後に見るのが有利です。
理由は3つあります。他の会場を見た経験値があると本命の良し悪しを冷静に判断できること、他社の見積書を持った状態で交渉に入れること、そして見学特典と契約特典の両方を受け取れることです。特典の取り方そのものは予約サイト経由でギフト券をもらう手順を先に読んでおいてください。
ただし例外があります。人気の式場や希望日が動かせない場合は、回っている間に日程が埋まります。「この日でなければ意味がない」という事情があるなら、本命を先に押さえるほうが優先です。順番の理屈より、押さえられるかどうかが先に来ます。
「1件目です」と言うべきか
フェアで「何件目ですか」と聞かれることがあります。1件目だと言うと好条件が出やすいという話も見かけますが、私はそこで嘘をつく必要はないと思っています。
そもそも交渉に効くのは順番の申告ではなく、他社の見積書という具体的な材料です。正直に「3件目です、他社さんはこの金額でした」と伝えたほうが話が早く進みます。小細工より、比較しているという事実のほうが強いです。
その場で即決を迫られたときの断り方は即決を断る方法に書いたので、行く前に読んでおくと落ち着いて対応できます。
まとめ
回る件数は3件以上、ただし1日2件まで、本命は最後に。この3つを守れば、私と同じ失敗はしません。
平均が2.6軒だからといって2件で決めると、その見積もりが妥当なのか分からないまま契約することになります。週末を1日多く使うだけで判断材料が増えるので、そこは面倒がらないほうがいいです。
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