「今日決めれば100万円引き」の罠。ブライダルフェアで即決を迫られた時の賢い断り方
「今日ハンコを押してください」営業マンの熱意に押されそうになる男たちへ
ブライダルフェアの終盤、豪華な試食や華やかなチャペル見学ですっかり気分が高揚したところで、プランナーさんからこんなセリフを言われませんか?
「本日ご契約いただければ、特別に100万円お値引きします。ただし、一歩でも外に出られたらこの割引は無効になります」
隣を見ると、妻はすっかりその気になって目を輝かせている。プランナーさんはペンと申込書を差し出している。男としては「ここで俺がハンコを押せば、みんなハッピーになるのでは…?」というプレッシャーに押しつぶされそうになりますよね。
しかし、ここでハンコを押すのは絶対にやめてください。
私(羽倉)はまさにこの空気に飲まれ、1件目のフェアで即決してしまいました。結果、後からどんどん追加費用が重なり、初期見積もりから200万円もアップして貯金がゼロになるという地獄を見ました。
結論、絶対にその場で決めてはいけない。後悔する理由と「見積もりのからくり」
なぜ即決してはいけないのか。結論から言うと、「その日の100万円引き」よりも、「契約後に跳ね上がる追加費用」の方が圧倒的に高いからです。
即決を迫る際の初期見積もりは、必要最低限のスカスカな内容で組まれていることがほとんどです。 例えば、料理は一番下のランク、ドレスは最低価格のもの(実際には選べないようなデザイン)、記録用のビデオ撮影は入っていない、といった具合です。
「100万円も安くなるなら!」と契約しても、打ち合わせが進むにつれて「お色直し」「料理のランクアップ」「写真データ代」などが容赦なく追加され、あっという間に割引分以上の金額が上乗せされます。
しかも、一度契約書にサインをしてしまうと、そこからの費用交渉は絶望的になります。「他と迷っている」という最大の交渉カードを、自ら捨ててしまうことになるからです。
波風を立てずに営業マンをかわす!男の魔法のフレーズ3選
とはいえ、「妻が気に入っている手前、無下に断って雰囲気を悪くしたくない」「プランナーさんに嫌われたくない」という気持ちも痛いほどわかります。
そこで、私が身をもって学んだ、角を立てずにその場を切り抜ける魔法のフレーズを3つ紹介します。
1. 「両家の親から『必ず複数見てから決めなさい』と強く言われているんです」
これが最も波風が立たないキラーフレーズです。 結婚式は二人だけのものではなく、親も関わってくるイベント。「親の強い意向」を理由にされると、どれだけ優秀な営業マンでもそれ以上は強引に踏み込めません。妻にとっても「親が言うなら仕方ない」と納得しやすい理由になります。
2. 「素晴らしい提案なので、家に持ち帰って冷静な頭でもう一度確認させてください」
相手の提案やプランをしっかり褒めつつ、時間をおく作戦です。 「今の高揚した気分のまま決めるのは、二人のためにも良くないと思う」と真摯に伝えることで、あなたの誠実さが妻にも伝わります。
3. 「〇〇(他の本命式場)のフェアと比較してからでないと、後悔しそうなので」
これは少し強気なフレーズですが、「他にも真剣に検討している式場がある」と伝えることで、プランナー側に「後日、さらなる割引を提示してでも引き留めよう」という心理を働かせる効果があります。
持ち帰って冷静に比較することが、最大の節約への第一歩
どんなに魅力的な割引を提示されても、ブライダルフェア当日の見積もりは「仮の姿」です。
家に帰り、お互いに冷静になってから「本当にこの金額で収まるのか?」「持ち込みたいものは持ち込めるのか?」を一つ一つ精査することが、後悔しないための絶対条件です。
もし本当にご縁がある式場なら、翌日に「やっぱり昨日のお値段でお願いできませんか」と電話しても、すんなり通るケースがほとんどです。(式場側も契約が欲しいので、実は『当日限り』というのは営業トークであることが多いのです)。
まずは深呼吸して、ペンを置く勇気を持ちましょう。それが、あなたの貯金を守る第一歩です。