指輪を落とす、友人が泥酔する。結婚式当日に必ず起きるハプニングの乗り越え方
スプレッドシートを駆使してタスクを管理し、プランナーさんと綿密なスケジュールを組み、親への根回しも完璧に終わらせた。 「これで俺たちの結婚式はノーミスで進行するはずだ!」
そう確信していた私(羽倉)ですが、当日は見事に想定外のトラブルの連続でした。
結婚式は「生き物」です。天候、ゲストの体調、機材の不具合など、どんなに準備してもコントロールできない要素が必ず存在します。 重要なのは、ハプニングをゼロにすることではなく、「起きた時にどう振る舞うか(新郎の器の大きさ)」なのです。
結婚式当日に起きる「あるあるハプニング」と対処法
実際に現場でよく起こるトラブルと、そのスマートな対処法を知っておきましょう。
ケース1:指輪交換で、妻の指に指輪が入らない
緊張で指がむくんでいたり、手が震えていたりして、誓いの指輪が関節で引っかかってしまう。これは信じられないほど高確率で起こります。 【対処法】 絶対に焦って無理やり押し込んではいけません。妻が痛い思いをするだけでなく、写真の顔が歪んでしまいます。関節で止まってしまったら、そこで手を止め、あとは妻自身にそっと奥まで押し込んでもらいましょう。ゲストは遠くて細かい手元まで見えていないので、笑顔で乗り切れば全くバレません。
ケース2:友人がお酒を飲みすぎて泥酔・大声を出している
披露宴の後半になると、嬉しさのあまりお酒を飲みすぎ、顔を真っ赤にして大声で絡んでくる友人が現れます。 【対処法】 新郎自身が「おい、やめろよ」と直接注意しに行くと、空気が悪くなります。 ここはプロに任せましょう。高砂の後ろに必ず立っている「キャプテン(披露宴の現場責任者)」をこっそり手招きし、「あそこのテーブルの〇〇に、これ以上お酒を出さず、お冷とお茶だけにするようにお願いします」と耳打ちするのです。スタッフは泥酔客の対応に慣れているので、非常にスマートにフェードアウトさせてくれます。
ケース3:時間が押して、歓談タイムが極端に削られる
スピーチが長引いたり、お色直しに時間がかかったりして、予定の時間をオーバーしてしまう。結果として「ゲストとゆっくり話す時間」が削られてしまうパターンです。 【対処法】 「予定通りに進んでいない!」とイライラしてプランナーを睨みつけるのは三流の男です。 時間は戻せません。ここは潔く「やりたかった演出(テーブルラウンドなど)」を一部カットする決断をしてください。「スケジュールより、目の前のゲストの笑顔を優先する」というマインドに切り替え、短い時間でも一人ひとりの目を見て「来てくれてありがとう」と伝えることに全力を注ぎましょう。
ハプニングも含めて「最高の思い出」にするのが新郎の器量
もし、当日に雨が降っても、指輪を落としても、スピーチで噛んでも。 隣にいる妻が「どうしよう…」と不安になった時に、「大丈夫、これも良い思い出になるよ!」と笑い飛ばせるかどうか。
新郎のその「余裕」こそが、結婚式を大成功に導く最後のピースです。 完璧を目指すのは前日まで。当日は、すべてのハプニングを楽しむ器量を持って、最高の1日を過ごしてください。