司会者を友人に頼んで数万円ケチるな!プロの司会者が「最強の保険」である理由
式場の見積もりを見直している時、ふと目にとまる「司会者代:8万円」の文字。
「たかがマイクを持って進行するだけで8万円? 高すぎるだろ。……そうだ、会社の飲み会でいつも幹事をやってくれる、話が上手い同期の〇〇にお願いして数万円節約しよう!」
もしあなたが今、そう考えているなら、全力で止めます。 司会進行を素人(友人)に頼むのは、結婚式という「失敗の許されない生放送番組」のMCを素人にやらせるようなものです。
素人司会のリスク:トラブル時に「放送事故」になる
結婚式の披露宴は、2時間半という限られた時間の中に、数え切れないほどの演出が詰め込まれています。 そして、当日はほぼ必ずと言っていいほど「想定外のトラブル(時間が押す、機材が動かない等)」が発生します。
プロの司会者は、ただ台本を綺麗に読んでいるわけではありません。 彼らの本当の価値は、「見えないところで時間をコントロールし、トラブルの空白をアドリブで埋める技術」にあります。
例えば、新婦のお色直しに予想外の時間がかかり、会場に「間」が空いてしまった時。 プロなら、両親の席にマイクを向けたり、ゲストとのエピソードを挟んだりして、自然に場を繋ぐことができます。 しかし素人の友人では、台本にない事態に対応できず、「えーっと、少々お待ちください……」と沈黙してしまい、会場が気まずい空気に包まれます。
友人への配慮:「頼む方が酷」である
司会をお願いされた友人の立場になって考えてみてください。 「絶対に失敗してはいけない」「時間をオーバーしてはいけない」という極度のプレッシャーの中、2時間半ずっとマイクを握りしめ、周囲の空気を読み続けなければなりません。
目の前に出された2万円の豪華なフレンチコースの味など、全く分からないでしょう。 お酒を飲んで楽しむことも、他の友人とバカ笑いすることもできません。 数万円の心付け(お礼)を渡したとしても、友人の「純粋に結婚式を楽しむ権利」を奪ってしまうことになります。
8万円は「結婚式が崩壊しないための保険料」
プロの司会者(8万円)は、「声の良い人」を雇う費用ではありません。 「どんなトラブルが起きても、披露宴の空気を絶対に壊さず、時間通りに終わらせてくれる最強の保険料」です。
節約するなら、ペーパーアイテムを自作したり、お花のランクを調整したりと、他にいくらでも削る場所があります。 進行の要である司会者という「プロの技術」をケチってはいけません。安心してお酒を飲み、ゲストとの会話を楽しむためにも、必ずプロに依頼しましょう。